宇治へ 宇治上神社 [観光スポット(京都)]
宇治を歩いていたときに、店先に咲いていた蓮の花です。
白い花びらの先が、ちょっとだけピンク色になっています。
京都駅から奈良線に乗って宇治の方に向かいました。
宇治駅で降りて、宇治橋のほうに歩いていきます。
初めて架けられたのは、646年(大化2年)で、日本最古の橋と言われています。
宇治川にかかっていて、現在の橋は1996年に架け替えられたものです。
紫式部の「源氏物語」の最後の十帖は、この宇治川が舞台になっていて宇治十帖と呼ばれています。
宇治茶と源氏物語の町です。
宇治橋を渡り、宇治上神社のほうに歩いていきました。
蓮の花をあちこちで見かけます。
道も、「さわらびの道」と名前がついていて、源氏物語散策の道になっています。
静かな通りで、風情もあります。
宇治上神社です。
世界遺産に「 古都京都の文化財」の構成資産の一つとして登録されています。
中の敷地も大きくなくて、こじんまりした神社になっています。
拝殿です。
鎌倉時代前期の建立で、寝殿造風で、国宝にも指定されています。
屋根の曲線も美しいです。
拝殿の奥に本殿があります。
平安時代後期の建立で、神社建築では現存最古となっているようです。
時代を感じ、建物の重厚感もあります。
この境内には、桐原水と言われる湧き水があります。
宇治七名水の一つで、茶に必要な名水が七つあったようですが、現存するのは、ここの
桐原水のみになっています。
拝殿の前には、清めの砂も盛られています。
ここでは、かわいい兎のおみくじをひくことができます。
私たちもうさぎを選んで、手に取ると、下のほうからおみくじを取りだすことができます。
幸運にも、大吉でした。
大事におみくじをまた入れて、今は、家の飾り棚に飾っています。
門のところには、「離宮いろは」の紅葉と呼ばれるモミジの木があります。
秋には、黄色から紅色に変わっていく様も美しいでしょうね。
この宇治上神社は、文化財としての価値の高いところですが、
人もあまり混んでおらず、静かで落ち着いた佇まいで、なかなかいいところだなと思うことです。
上宇治神社から、宇治川のほうに出ました。
朝霧橋です。
源氏物語の宇治十帖モニュメントが見えると思います。
物語に出てくる、男性が匂宮で女性が浮舟の二人のモニュメントです。
小舟の上で愛を語り合う場面がモチーフになっているようです。
ヒカルゲンジの名前の椿もあるようです。
源氏物語を彷彿させるものたちとの嬉しい出会いでした。
この朱塗りの朝霧橋を渡っていきます。
いよいよ、10円玉にものっている、「平等院鳳凰堂」に向かいます。
ここ宇治に向かった一番の目的地です。
木々で見づらいかもしれませんが、真ん中あたりに少し見える建物です。
次回に、平等院鳳凰堂を載せたいと思います。