南禅寺 水路閣 [観光スポット(京都)]
庭には、ミズヒキソウが今いっぱい咲きだしています。
星形のかわいい花の集まりのペンタスといっしょに飾っています。
いよいよ長くなってしまった京都の最後の記事になります。
京都の南禅寺の続きです。
山門をくぐって進むと、「法堂」が見えてきます。
法堂
法式行事や法要が営まれるところです。
中の天井には、雲龍図があります。
奥に進むと、目を引く「水路閣」があります。
琵琶湖から京都市内へ引かれた水路で、明治時代に建てられたようです。
赤煉瓦のアーチが美しいです。
南禅寺の中の見どころの一つです。
境内の中を通る水道橋も珍しく思うことです。古代ローマの水道橋が手本になっているとのことです。
水路閣の奥には、南禅院があります。
南禅寺発祥の地になっています。
亀山天皇が、出家し、南禅院と号したのが始まりで、火災などで荒廃していていましたが
徳川綱吉の母、桂昌院によって再建されたところです。
家屋の中は撮影禁止ですが、庭園は撮影大丈夫です。
鎌倉時代末の代表的な池泉回遊式になっています。
奥まったところにある庭園ですが、木々もたくさん植えられ、
訪れる季節で違うお庭の光景が見られることでしょう。
静かな雰囲気を漂わせ、趣きのあるお庭です。
ここの水路閣や三門で娘が撮ってくれたものです。
今回の旅行で、京都の素晴らしさをまた再発見した思いです。
一つ一つのお寺や神社など、規模が大きく、かつて日本の政治や文化の中心であり
世界遺産などにもなっている歴史的な建造物など、伝統の大切さも改めて考えさせられました。
まだまだ、京都では訪れていないところも多々あります。
あらゆる面での奥深さを探求できる場所でもあると思うことです。
夏の京都は、猛暑と覚悟していたのですが、7月下旬の私たちが訪れたときは、30度くらいで
晴れたり曇ったりで、思っていた以上に回りやすくて幸いでした。
楽しく、思い出深い旅行にしてくれた娘にも感謝です。
南禅寺 湯豆腐「奥丹」 [観光スポット(京都)]
平安神宮の後は、南禅寺に来ました。
この周辺は、湯豆腐のお店でも有名です。
京都でのお食事というと、湯豆腐もあがりますよね。
南禅寺近くの、「奥丹」というお店に入りました。
日本1古い湯豆腐のお店で、江戸時代初期に創業された伝統のあるお店です。
暖簾をくぐって、石畳を奥に進んでいきます。
窓際の座敷にの席に通されました。お庭も見えて、落ち着きます。
ゆどうふ一通りのコースです。
湯豆腐、ゴマ豆腐、とろろ汁、木の芽田楽、精進天ぷら、ごはん、香の物のセットです。
とろろ汁は、ご飯にかけても、つるんと食べやすく
さすがに本場の湯豆腐、秘伝の出し汁につけていただくお豆腐、美味しかったです。
ちょうど、ここで食事中に雨が一時期降って、出たときはとても涼しく感じました。
お腹もいっぱいになって、いよいよ南禅寺に入っていきます。
雨上がりの境内、歩くのにも気持ちよく清涼感があります。
高さも22mの大きな三門です。
別名天下竜門とも呼ばれます。
この上の「五鳳楼」と言われる楼上に上がることもでき、高いところから周囲の景色も楽しめます。
歌舞伎の石川五右衛門が、「絶景かな、絶景かな」は、山門の上からの眺めのよさを語ったものです。
大きな柱で、インパクトがあり、どっしりとしています。
みなさん、思い思いにゆっくりと過ごされ、くつろいでいらっしゃいます。
娘が、せっかくだから、この三門の上に上がってみようというので、そうすることにしました。
とても急な階段で、手すりのところの綱をしっかり握りながら、一段一段上がっていきます。
上に上がり、縁のところから眺めた景色です。
紅葉の頃は、一面赤く色づいて、素晴らしい眺めでしょうね。
この上ったところの縁が、傾斜があって、ちょっと恐々しながら眺めることでした。
降りる時も、階段の一段一段がゆっくり慎重になりました。
緑のもみじが、清々しく目に映ります。
山門をくぐって、法堂のほうに進みます。
この後の様子は、また次回に載せたいと思います。
平安神宮神苑 [観光スポット(京都)]
神苑の池に咲いていた睡蓮
レモンイエローの花が、寄り添うようにして咲いています。
平安神宮の境内を見た後は、神宮神苑を見て回りました。
社殿を囲むようして、広い4つの庭園からなっています。
東京ドーム1個分という広大な池泉回遊式庭園で、
明治の有名な造園家7代目小川治兵衛たちで造られました。
小川治兵衛は、丸山公園などの名園も残したようです。
訪れた時は、池にはたくさんの睡蓮を見ることができました。
お手入れをされている方もいらっしゃいます。
ピンクや白いスイレンたち
遊歩道を、素晴らしい景色を見ながらすすみます。
臥龍橋という立札があります。
臥龍橋とは、飛び石の配置されたもののようです。
渡る人が、龍の背に乗って、池に映る空の雲間を舞うかのような気分を味わってもらうという
意図があるとのことです。
ここでも美しい睡蓮たちをめでることができます。
冒頭の1枚目のレモンイエローの睡蓮も、ここで撮ったものです。
お茶屋も見えます。
水辺に映る景色も楽しみながら、ゆっくり歩いていきます。
お庭の一つ、東神苑に来ました。
ここの池は、とても広く、石や緑の木々、建物などの調和がとても美しいです。
泰平閣という名前の橋が、中央付近にまたいでいます。
この橋を渡りながら、途中で休憩したりして、見渡す景色がまた素晴らしいです。
鴨も、泳いでいます。
泰平閣の屋根も繊細な造りです。
松などの枝ぶりも、なかなか見事です。
国の名勝に指定されています。
季節の花で、四季折々楽しめる庭園
春の紅しだれ桜、初夏の杜若・花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色
目にする景色は、とても風情があり、素晴らしい感動があることでしょうね。
明治を代表する素晴らしい日本庭園です。
京都の記事は、もう少し続きます。また次回にアップします。
平安神宮 [観光スポット(京都)]
野菊とミズヒキソウです。
道ばたでも見かける野菊の花。
素朴さの中に可憐な美しさもあって、けな気な感じがいいですね。
京都の記事が、続きます。
平安神宮にも行きました。
京都国立近代美術館、府立図書館と京都市美術館が、道路を隔てて建っています。
その先に、平安神宮が見えてきます。
京都府立図書館
京都市美術館
ダリ展が開催されていました。
近代的な文化施設などの向こうに平安神宮があります。
応天門です。
大きくて立派な美しい門です。
門の向こうに、正殿である大極殿が見えています。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建された神宮です。
明治維新で、首都が東京に遷ったことにより
京都では、古き良き京都を維持継承することへの力が注がれます。
これらの熱意によって、平安神宮が創建されたようです。
千年以上も栄えた京都
京幕末の戦乱で荒廃した京都の街の復興を願い、多くの人々の意思と祈りを込めて創られた神宮です。
平安京創志の第50代桓武天皇と平安京最後の第121代孝明天皇が奉ってあります。
入ってまずその境内の大きさに、びっくりです。
白い砂が敷き詰められた広い敷地です。
左に白虎楼と、大極殿です。
大極とは、宇宙の本体、万物生成の根源を示す言葉です。
どっしりとした構えの大極殿
奥の建物が、大極殿の右にある蒼龍楼です。
平安神宮は、四神相応にもとづいていて、
北は玄武、東は蒼龍、西は白虎、南は朱雀の四神に守れている神宮のようです。
平安神宮のご社殿は、桓武天皇が開かれた当時の平安京の正庁、朝堂院が
8分の5の規模で再現されているとのこと。
そのころの栄華も想像することです。
各回廊につり下げられている釣燈籠
その模様も美しいです。
この神宮の周囲には、4つの庭からなっている広い神宮神苑がありました。
こちらの門から入っていきました。
振り返って撮った大極殿の姿です。
庭園のことを次回に載せたいと思います。
平等院表参道~伏見稲荷大社 [観光スポット(京都)]
平等院の敷地内に咲いていた萩の花です。
花をいっぱいつけて球状のアガパンサスもあります。
我が家のものより、色も薄めです。
平等院を見た後、平等院表参道を見て回りながら、休憩もしたりして、宇治駅のほうに向かいました。
道の両脇には、室町時代から続く宇治茶の老舗が並んでいます。
伊藤久右衛門のお店で、お土産のお茶を買ったりしました。
お茶のいい香りに包まれます。
中村藤吉平等院店の門構えも素敵です。
宇治茶のスイーツなども食べたいねと、ここで休憩することにしました。
通されたところは、宇治川の見える窓際の景観の良いところです。
私は、抹茶のまぶされた蕨餅を、娘は迷ったあげくに、抹茶蕎麦にしました。
トロリととろけるような美味しい蕨餅です。
娘の頼んだ抹茶蕎麦も、味見させてもらいましたが、喉越しのいい風味豊かなお蕎麦です。
ここで、しばらくゆっくりとしてから、宇治駅のほうに向かいました。
駅近くの、中村藤吉本店です。
いかにも老舗というたたずまいの風流ある感じです。
京都方面に電車でまた帰っていきますが、
伏見稲荷神社で降りて、参拝することにしました。
たくさんの外国人の方々で賑わっています。
鳥居の向こうに楼門が見えます。
楼門のところには、狐の石像があります。
宝珠を口にくわえる像と、鍵をくわえる像です。
お稲荷さんは、日本古来の神様で白い狐の姿をしているとのこと。
稲穂をくわえている像もありました。
敷地内に入ると、とても広大です。
内拝殿
本殿
伏見稲荷神社は、稲荷神社の総本宮になるとのことです。
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就などの神様です。
いよいよ有名な、千本鳥居のところに上がっていきます。
往路と復路としての鳥居が分かれて立ち並んでいます。
外国人にとって、とても人気のあるスポットで、3年連続1位のようです。
伏見稲荷大社の神紋は、稲の束のようですが、5円玉にも稲の束がのっていますね。
10円玉の平等院鳳凰堂といい、硬貨とのつながりも面白いなと思うことです。
次回は、平安神宮に続きます。