平安神宮 [観光スポット(京都)]
野菊とミズヒキソウです。
道ばたでも見かける野菊の花。
素朴さの中に可憐な美しさもあって、けな気な感じがいいですね。
京都の記事が、続きます。
平安神宮にも行きました。
京都国立近代美術館、府立図書館と京都市美術館が、道路を隔てて建っています。
その先に、平安神宮が見えてきます。
京都府立図書館
京都市美術館
ダリ展が開催されていました。
近代的な文化施設などの向こうに平安神宮があります。
応天門です。
大きくて立派な美しい門です。
門の向こうに、正殿である大極殿が見えています。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建された神宮です。
明治維新で、首都が東京に遷ったことにより
京都では、古き良き京都を維持継承することへの力が注がれます。
これらの熱意によって、平安神宮が創建されたようです。
千年以上も栄えた京都
京幕末の戦乱で荒廃した京都の街の復興を願い、多くの人々の意思と祈りを込めて創られた神宮です。
平安京創志の第50代桓武天皇と平安京最後の第121代孝明天皇が奉ってあります。
入ってまずその境内の大きさに、びっくりです。
白い砂が敷き詰められた広い敷地です。
左に白虎楼と、大極殿です。
大極とは、宇宙の本体、万物生成の根源を示す言葉です。
どっしりとした構えの大極殿
奥の建物が、大極殿の右にある蒼龍楼です。
平安神宮は、四神相応にもとづいていて、
北は玄武、東は蒼龍、西は白虎、南は朱雀の四神に守れている神宮のようです。
平安神宮のご社殿は、桓武天皇が開かれた当時の平安京の正庁、朝堂院が
8分の5の規模で再現されているとのこと。
そのころの栄華も想像することです。
各回廊につり下げられている釣燈籠
その模様も美しいです。
この神宮の周囲には、4つの庭からなっている広い神宮神苑がありました。
こちらの門から入っていきました。
振り返って撮った大極殿の姿です。
庭園のことを次回に載せたいと思います。
平等院表参道~伏見稲荷大社 [観光スポット(京都)]
平等院の敷地内に咲いていた萩の花です。
花をいっぱいつけて球状のアガパンサスもあります。
我が家のものより、色も薄めです。
平等院を見た後、平等院表参道を見て回りながら、休憩もしたりして、宇治駅のほうに向かいました。
道の両脇には、室町時代から続く宇治茶の老舗が並んでいます。
伊藤久右衛門のお店で、お土産のお茶を買ったりしました。
お茶のいい香りに包まれます。
中村藤吉平等院店の門構えも素敵です。
宇治茶のスイーツなども食べたいねと、ここで休憩することにしました。
通されたところは、宇治川の見える窓際の景観の良いところです。
私は、抹茶のまぶされた蕨餅を、娘は迷ったあげくに、抹茶蕎麦にしました。
トロリととろけるような美味しい蕨餅です。
娘の頼んだ抹茶蕎麦も、味見させてもらいましたが、喉越しのいい風味豊かなお蕎麦です。
ここで、しばらくゆっくりとしてから、宇治駅のほうに向かいました。
駅近くの、中村藤吉本店です。
いかにも老舗というたたずまいの風流ある感じです。
京都方面に電車でまた帰っていきますが、
伏見稲荷神社で降りて、参拝することにしました。
たくさんの外国人の方々で賑わっています。
鳥居の向こうに楼門が見えます。
楼門のところには、狐の石像があります。
宝珠を口にくわえる像と、鍵をくわえる像です。
お稲荷さんは、日本古来の神様で白い狐の姿をしているとのこと。
稲穂をくわえている像もありました。
敷地内に入ると、とても広大です。
内拝殿
本殿
伏見稲荷神社は、稲荷神社の総本宮になるとのことです。
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就などの神様です。
いよいよ有名な、千本鳥居のところに上がっていきます。
往路と復路としての鳥居が分かれて立ち並んでいます。
外国人にとって、とても人気のあるスポットで、3年連続1位のようです。
伏見稲荷大社の神紋は、稲の束のようですが、5円玉にも稲の束がのっていますね。
10円玉の平等院鳳凰堂といい、硬貨とのつながりも面白いなと思うことです。
次回は、平安神宮に続きます。
平等院鳳凰堂 [観光スポット(京都)]
平等院に咲いていた、白い蓮の花です。
平等院の表門のところです。ここから入っていきます。
平等院は、藤原氏ゆかりの寺院です。
平安時代は、藤原家が政治を動かした時代です。
平安時代後期1052年に、藤原頼通が、父 藤原道長の別荘だったところを寺院に改めたこと
により始まりました。
鳳凰堂は、翌年に阿弥陀堂として建てられました。
平等院鳳凰堂です。10円玉にある有名な建造物です。
阿弥陀如来坐像が安置されている中央の中堂と左右の翼廊、尾廊の4棟からなります。
池の前には、白い蓮の花が見られます。
この池を配した庭園が、極楽浄土を表していて、浄土式庭園になっています。
北翼廊からの眺めです。
鳳凰堂の中には、この2つの小橋を渡って入ります。
受付で来た順に、1回50人の人数制限があって、20分ごとの観覧になります。
今回は、この中央の扉のところが工事中で、横の入り口から入りました。
中堂に安置してある阿弥陀如来坐像は、平安後期最高の仏師 定朝によって作られ
寄せ木造りの柔和なお顔がとても印象的でした。
如来様の周囲の壁には、52躯の飛雲に乗る浮彫の菩薩像があり、
琴や琵琶などの楽器を奏する像や合掌する像、あるいは舞う菩薩像などになっていました。
ここも、極楽浄土の様を表現しているとのことのようです。
屋根の下のほうにも、よく見ると美しい花の描かれているものもあったりします。
瓦などの彫も見事です。
屋根の上には、黄金に輝く鳳凰像があります。
一万円札の裏にのっている鳳凰像です。
池に映る朱塗りの橋や建物が美しいです。
ここの鳳凰堂は、2012年から2014年にかけて修復工事がなされたようで
私たちが目にした鳳凰堂は、以前に比較したら鮮やかな色に復元された建物のようです。
鳳凰堂の後ろのほうにも、不動堂、観音堂、浄土院などの建築物があります。
赤い美しい蓮も咲いていました。
浄土院には、入り口のところに、「救世船乗観音」を見ることができます。
船に乗った珍しい観音様です。
旅の安全を祈る旅人、航海の無事を祈る人、人生を長い旅路として一生涯の無障を願う人
成人式などの人生儀礼に際しての人など、いろいろな方の信仰を受けているようです。
阿舎経の「人生遊行」では、人生は長い旅路と示されているとのこと。
旅と命に想いを馳せる尊い菩薩様になるようです。
この菩薩様も拝観でき、印象にとても残ることでした。
表門のところの蓮の花
平安時代を代表する寺院でもある平等院
そのころの栄華を今に伝える美しい寺院
蓮の花の時期に来られ、鳳凰堂の景観をより引き立たせているようにも感じることでした。
宇治へ 宇治上神社 [観光スポット(京都)]
宇治を歩いていたときに、店先に咲いていた蓮の花です。
白い花びらの先が、ちょっとだけピンク色になっています。
京都駅から奈良線に乗って宇治の方に向かいました。
宇治駅で降りて、宇治橋のほうに歩いていきます。
初めて架けられたのは、646年(大化2年)で、日本最古の橋と言われています。
宇治川にかかっていて、現在の橋は1996年に架け替えられたものです。
紫式部の「源氏物語」の最後の十帖は、この宇治川が舞台になっていて宇治十帖と呼ばれています。
宇治茶と源氏物語の町です。
宇治橋を渡り、宇治上神社のほうに歩いていきました。
蓮の花をあちこちで見かけます。
道も、「さわらびの道」と名前がついていて、源氏物語散策の道になっています。
静かな通りで、風情もあります。
宇治上神社です。
世界遺産に「 古都京都の文化財」の構成資産の一つとして登録されています。
中の敷地も大きくなくて、こじんまりした神社になっています。
拝殿です。
鎌倉時代前期の建立で、寝殿造風で、国宝にも指定されています。
屋根の曲線も美しいです。
拝殿の奥に本殿があります。
平安時代後期の建立で、神社建築では現存最古となっているようです。
時代を感じ、建物の重厚感もあります。
この境内には、桐原水と言われる湧き水があります。
宇治七名水の一つで、茶に必要な名水が七つあったようですが、現存するのは、ここの
桐原水のみになっています。
拝殿の前には、清めの砂も盛られています。
ここでは、かわいい兎のおみくじをひくことができます。
私たちもうさぎを選んで、手に取ると、下のほうからおみくじを取りだすことができます。
幸運にも、大吉でした。
大事におみくじをまた入れて、今は、家の飾り棚に飾っています。
門のところには、「離宮いろは」の紅葉と呼ばれるモミジの木があります。
秋には、黄色から紅色に変わっていく様も美しいでしょうね。
この宇治上神社は、文化財としての価値の高いところですが、
人もあまり混んでおらず、静かで落ち着いた佇まいで、なかなかいいところだなと思うことです。
上宇治神社から、宇治川のほうに出ました。
朝霧橋です。
源氏物語の宇治十帖モニュメントが見えると思います。
物語に出てくる、男性が匂宮で女性が浮舟の二人のモニュメントです。
小舟の上で愛を語り合う場面がモチーフになっているようです。
ヒカルゲンジの名前の椿もあるようです。
源氏物語を彷彿させるものたちとの嬉しい出会いでした。
この朱塗りの朝霧橋を渡っていきます。
いよいよ、10円玉にものっている、「平等院鳳凰堂」に向かいます。
ここ宇治に向かった一番の目的地です。
木々で見づらいかもしれませんが、真ん中あたりに少し見える建物です。
次回に、平等院鳳凰堂を載せたいと思います。
京料理 [観光スポット(京都)]
ジニアの花です。小ぶりのかわいい花です。
あまり傷まずに長いこときれいに咲いています。
前記事からの続きです。
予約の時間前に「琢磨」のほうに行きました。
路地から中のほうに入っていきます。
お店の方の案内がくるまで、のれんの前でちょっと待ちますが、同じ時間に予約された方が
次々に並ばれます。外国からの方々もおられました。
通されたのは、白川のほうの窓側で、景観のいいお席でした。
お花も素敵に生けてあります。
京料理の会席
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、一品づつ丁寧に運ばれてきます。
四季折々の食材を、繊細な技で作られたお料理で、全部が美味でした。
装われた一つ一つのお皿も、そのお料理にあって見る楽しみがあります。
ゆっくりと時間をかけて、いただくことでした。
最後に、前記事で載せた長樂館でスタッフの方が撮ってくださった私たちの写真です。
2枚撮ってくださり、1枚目の暗めに撮れたほうの写真です(^-^;
娘といただく美味しい時間は、至福の時間です^^