城下町うすき(臼杵)町歩き [観光スポット(大分)]
石畳の一角の小さな花壇に植えられていたチューリップ
春の装いが感じられます。
臼杵城跡です。
戦国時代、九州6か国を治めたキリシタン大名 大友宗麟が築城しました。
今はわかりませんが、明治時代に埋め立てられるまで、城は海に浮かんでいたようです。
臼杵湾に浮かぶ丹生島に建てられ、「丹生島城」と呼ばれ、
干潮時、1か所だけ砂州ができて陸地とつながる珍しい海城だったとのことです。
上がっていくと、曲線の白壁の塀が眼前に現れます。
階段を登り、上に行くと
今では、広い公園の敷地になっています。
これから咲きだす桜の名所にもなっているようです。
その頃は、一段と美しい景色が見られることと思います。
公園側から、門のほうを見ると、臼杵の町並みが見えています。
臼杵は、城を中心に、商家が立ち並び、
武家屋敷や寺院なども囲むようにして町が成り立っています。
「八町大路」は、安土桃山時代から現代まで続く歴史ある商店街です。
店先に飾ってあるお花などのディスプレイも、奥ゆかしさのある素敵さです。
レトロな額の飾ってある店先
歩きながら、商家の装いに目が奪われます。
二王座歴史の道です。
狭い石畳の路地が続き、城下町らしい雰囲気をかもしだしています。
日本家屋の美しさを保っています。
白壁の家並みを見ながら、ゆっくりと石畳を歩いていると、心まで落ち着いてきます。
クーラーなどの室外機にも、景観を損ねないように、曲線を描く竹でカバーされていました。
家並みを美しくされてようとしての住民のこだわりも感じられます。
古き良き時代をそのまま大切にされているのが、伝わってきます。
白いコブシの花もさきだし、季節感も出て、気持ちも和みます。
ときの足音が響く町
歴史を感じる、臼杵独特の風情が楽しめる町歩きでした。