モネ展(福岡市美術館) [観光スポット(福岡県)]
庭に今咲いているミニバラです。
他のバラが、ほとんどが休眠状態です。このミニバラだけが、蕾が開いてきれいに咲いています。
少し薄紫色の入ったようなピンクのバラです。
数日前に、福岡市美術館で開催されている「モネ展」を見にいってきました。
他の方のブログで以前取り上げられていて、
行けたらいいなと思っていたので嬉しい鑑賞の時間になりました。
マルモッタン・モネ美術館所蔵の約90点もの展示です。
家族の肖像画などに、奥さんへの愛情、子供たちへの成長を見守る姿を感じることができます。
ユニークな風刺画もあったりして、モネの違った一面も見ることができました。
モネの定番「睡蓮」も8点ほどありました。
特に心に残ったのは、「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」です。
パンフレットの画像から
立ちのぼる蒸気が勢い良い感じで描かれ、活気を感じます。
そこにいるような臨場感さえもあふれてくるように思うことです。
山下達郎さんの曲に「ターナーの機関車」というのがありますが
ターナーの描く「雨 蒸気 速度 グレートウェスタン鉄道」の機関車の絵も頭に浮かび
蒸気に包まれる画面が、どちらもすごいなと思うことでした。
晩年の作品は、また衝撃的でした。
それまでの美しい写実的な繊細さとは違い、赤や青の強い色調で強く荒いタッチで描かれ
抽象画風です。
白内障を患いながらも描かれた背景もあるのかもしれませんが
それでも絵に没頭される姿が想像され、芸術家としての生きざまも感じたことでした。
パンフレットの「印象 日の出」の画像です。
こちらは、2月4日からの展示になるようで、見られなかったのは残念でした。
「サン=ラザール駅」は、2月3日までの展示で、同時には見られないようです。
どちらの絵も見たい方は、2度足を運ばないといけないようです。
今回の絵の展示は、モネの一生も垣間見るような鑑賞になり、心に深く刻まれたような感じです。
美術館の2階のドアから外に出ました。
水玉をモチーフに使うことが特徴な草間彌生さんの作品もあります。
大きなカボチャの作品。
以前、娘が直島に行ったときに送ってきてくれた南瓜のカードと同じ感じです。
草間彌生さんは、今は86歳ですが、高齢にもかかわらず創作活動されていることもすごいと
思います。
2、3年前に24時間テレビ「愛は地球を救う」で、嵐の大野智さんとコラボされて作られた
チャリティーTシャツを作成されるときの様子がドキュメントで放映されました。
草野彌生さんの、年齢からは考えられないそのエネルギッシュさに圧倒されてしまいました。
駐車場近くには、兎のオブジェもあります。
「三日月と鐘の上をとぶ野ウサギ」イギリスの彫刻家フラナガン作です。
うさぎの伸びやかに跳ぶ姿は、インパクトがあります。
福岡城跡方面に歩いていると、お堀が見え、睡蓮の葉っぱや橋、城壁も見えてきました。
モネの作品を見ただけに、印象に残ったお堀です。
美しいスイレンの咲くころの様子は、また素敵でしょうね。
白い鷺もいました。
この後、ランチして近くの護国神社にも参拝しました。
次回に載せたいと思います。